ヨウジヤマモト2026SSコレクション発表!
ヨウジヤマモト プールオム(Yohji Yamamoto Pour Homme)の2026年春夏コレクションが、2025年6月26日(木)にフランス・パリで発表されました。ショーの動画は公式YouTubeチャンネルなどで公開されていますので、ぜひご確認ください。ここでは、一介のサラリーマンである私(中級ヨウジファン)が感じたコレクションの印象と、その後の受注会での体験をレポートします。
ショーの印象
序盤:洗練されたクールビズスタイル
コレクションの序盤は、半袖のテーラードジャケットにレザーサンダルを合わせたスタイルが目を引きました。一見するとクールビズのような組み合わせですが、ヨウジヤマモトのフィルターを通すことで、非常に洗練された印象に昇華されています。やはり、上質な生地感と計算されたシルエットが、アイテムの魅力を最大限に引き出していることを改めて実感しました。

中盤:メッセージと柄の融合
中盤に登場したのは、カラフルな柄とメッセージが組み合わされたスタイルです。過去のコレクションでは日本語のメッセージが見られましたが、今回は英語やフランス語が中心でした。環境問題や平和といったメッセージを世界に向けて発信する上で、より国際的な言語を選んだのかもしれません。柄は、まるでステンドグラスを思わせるようなデザインで、コレクションに芸術的な深みを与えていました。

終盤:軽やかな黒と注目アイテム
コレクションの終盤は、ヨウジヤマモトの真骨頂ともいえる黒のスタイルが再び登場しました。ドクタージャケットのような定番アイテムも、薄く軽やかな素材で表現されており、重たさを感じさせません。

そして、特に私の目を釘付けにしたのは、ノースリーブのジャンプスーツです。抜群の格好良さで、ぜひ手に入れたい一着だと感じました。ただ、薄手の素材だったため、耐久性が少し気になるところです。




全体を通して、25SSコレクションから続く薄く柔らかい素材によるドレープ感の強い軽やかな印象が際立っていました。また、黒のセットアップの中には、テーパードが効いた美しいシルエットのパンツがあり、非常に魅力的でした。

受注会レポート
憧れのアイテムと価格の壁
ショーの動画を何度も見返し、事前に候補を絞って受注会に臨みました。半袖ジャケットのセットアップ、柄物一点、そしてあのジャンプスーツを狙っていたのですが、実際にアイテムを手に取ると、今回のショーアイテムのほとんどがシルク素材であることが判明。その価格帯に正直驚き、予算の関係で複数購入は難しいと悟りました。(毎回のことですが…笑)
また、受注会では「ワイズフォーメン」や「コラボレーションアイテム」も同時に見ることができ、情報量の多さに圧倒されました。
今回の私のオーダー品をご紹介!
最速で2025年12月に届く予定なので、詳細はその時改めてお伝えしますが、今回は特に気に入った3点をご紹介します。
- ドルマンスリーブのシルクシャツ: 今回の大物はこの一点です。背面に施されたステンドグラスをイメージしたプリントが、息をのむほど美しく、一目で気に入りました。
- ブーツ: SS(春夏)コレクションにもかかわらず、ブーツをオーダーしました。ショーで気になっていたアイテムで、おそらくバックラッシュとのコラボレーションではなかったかと思います。これはヘビーユースの予感がしています。

- ジャンプスーツ(ウール版): ショーで見たジャンプスーツは、ベージュがキュプラ混、黒がシルク混だったかと思います。耐久性を考慮し、今回はウール素材のジャンプスーツを選びました。
その他、Tシャツやワイズフォーメンのアイテムもいくつか購入しました。
個人的なこだわりと今後の期待
テーパードシルエットのパンツも非常に魅力的でしたが、残念ながらシルク素材のみの展開でした。私は個人的に、品番の最後が「500」となるシリーズ(商品名に「TUXEDO」とつくことが多く、トリアセテート57%、ポリエステル43%の生地)の肌触りや価格帯が好きなので、もしこの生地での展開があれば購入したいと考えており、今回は**「企画外待ち」**としました。
(※型番の見方については、また別の機会にまとめたいと思います。)
まとめ:来年も期待大!
25SSコレクションも非常に好みでしたが、今回の26SSコレクションも同様に私の心を掴みました。ヨウジヤマモトのアイテムは、実際に着用して初めてその魅力が最大限に引き出されると感じています。まだ今年の夏本番はこれからですが、来年のコレクションも今から非常に楽しみです。
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