2022AW ヨウジヤマモト ベグシンスキー コラボレーションコーデ

スナップ

今回は、2022-23AWシーズンに購入したヨウジヤマモトのアイテムを使ったコーディネートをご紹介します。ポーランドの画家、ズジスワフ・ベクシンスキーの作品をフィーチャーした、特別なコレクションです。

ベクシンスキー×ヨウジヤマモト、このコラボについて

ズジスワフ・ベクシンスキー(Zdzisław Beksiński)は、20世紀ポーランドを代表する画家。廃墟や骸骨、有機物と無機物が溶け合ったような光景を描くダークファンタジー的な作風で知られ、「タイトルを付けない」「作品の意味を説明しない」というスタンスを貫いたことでも有名です。

2022-23AWコレクションのメインは、19世紀の貴族社会からインスピレーションを得た、華麗な3ピースをヨウジヤマモト流に解釈・アレンジしたもの。そして今期の目玉が、このベクシンスキーの作品をコラージュしたアイテムでした。青山で開催されたコレクションショーに招待していただき、直接作品を観たことで、より一層このコートへの気持ちが高まったのを覚えています。色はヨウジヤマモトでは珍しい霞んだブラウン系で、形はシンプルなシングルを選びました。

購入までの経緯や他の22-23AW購入品については、[ヨウジヤマモト 22-23AW 購入レポート 〜これがベストバイ〜]でも詳しく紹介しています。

今回のコーディネートアイテム

この2022-23AWの四アイテムを使用していこうと思います。

ちょっと遅くなりましたね。着画は12月には撮っていたのですが、なかなかアップできませんでした。

コート ヨウジヤマモト 22-23AW ベグシンスキー ステンカラーコート

– サイズ感:普段と同じサイズ3を選択。ヨウジヤマモトの一般的なサイズ感どおりですが、着丈が長めなロングコートなのが特徴です。

– 素材の触り心地・季節感:表地はウール65%・ナイロン35%、裏地はキュプラ100%。ウール混でしっかりとした保温性がありつつ、ナイロン混で軽さも兼ねた冬向けの一枚です。裏地のキュプラは滑りが良く、コートの脱ぎ着がスムーズなのもポイントです。

– 購入の決め手:[購入レポート]でも触れていますが、ヨウジヤマモトでは珍しい霞んだブラウン系の色合いと、コレクションショーで実物を観た感動が購入の決め手でした。

シャツ ヨウジヤマモト 22-23AW (パワー オブ ザ ホワイトシャツ) ストール付き2重襟ブロードブラウス

– サイズ感:サイズ3を選択。パワー オブ ザ ホワイトシャツラインはいつものヨウジヤマモトと同じサイズ感です。

– 素材の触り心地:ブロード生地は張りがあり、シャツ地の中でも比較的シャリ感のある生地です。二重襟+ストール風のドレープがアクセントになっています。

– ディテールメモ:首元のリボンはボタンで着脱可能。同ラインには黒い巻物バージョンもあり、そちらは胸元のデザインが少し異なるようです。詳しくは[購入レポート]の「リボン付きのホワイトシャツ」の項でも紹介しています。

ベスト ヨウジヤマモト 22-23AW スタンドカラーベスト

– サイズ感:サイズ4を選択。前丈が少し長めなのが特徴です。

– 素材の触り心地:コットンの別珍(コーデュロイに近い、起毛感のあるベロア調コットン生地)。マットな質感と適度な厚みがあり、秋冬らしい落ち着いた表情を出してくれます。

– レイヤードでの役割:スタンドカラーはコートやシャツの襟元と干渉しにくく、重ね着の一番内側〜中間に置いても首元が窮屈になりにくいのが特徴です。前丈が長めな分、コートを開けたときにもベストの存在感がしっかり出ます。着てみると意外と暖かく、シャツの上に羽織るだけで様になる一着です([購入レポート]の「スタンドカラーベスト」の項も参照)。

パンツ ヨウジヤマモト 22-23AW 先染めトリコチンヘムサイドタブパンツ

このパンツは裾をボタンで絞ることができ、履き心地もふんわりとしていて、この冬はヘビーユースでした。

– サイズ感:サイズ3を選択。いつものヨウジヤマモトのパンツと同じサイズ感です。

– 素材メモ:トリコチンは綾織りの一種で、しっかりとした厚みとハリが出やすい生地です。「先染め」なので色ムラが出にくく、深みのある発色になりやすい点も、今回のダークな配色と相性が良さそうです。詳しくは[購入レポート]の「トリコチンヘムサイドタブパンツ」の項でも触れています。

コーディネート紹介

今回はロングコートが主役です。前を閉めて着ると、コートの存在感が際立ちます。

コートの存在感に加え、シャツのストール風デザインが少しアクセントになっているのがわかりますね。足元は、懐かしのダークビッケンバーグで、全体の雰囲気をまとめています。

コートを少し開けて着ると、ベストとシャツがのぞき、また違った表情を楽しめます。

コートを脱ぐと、インナーのベストとシャツのレイヤード感がはっきりとわかりますね。このパンツは裾をボタンで絞ることができ、履き心地もふんわりとしていて、この冬はヘビーユースでした。

このコートは本当に気に入っているので、たぶん一生着ると思います。

すこし前をあけてみましょう!

巻物がいい感じに巻けてるのか、微妙ですが、修行します。

これだと、ベスト感が伝わらないので、コートを脱いだものを最後にアップしますね。

これ、パンツの裾もボタンで絞れてるし、履き心地もふんわりしていてこの冬、ヘビーユースでした。

着方で印象が変わる理由

このコーディネートのポイントは、コート1着で3段階の表情を作れることだと思っています。

前を閉じる:コートのシルエットがそのまま主役になり、ベクシンスキー柄の存在感と縦長のラインが強調される「かっちり」した表情

前を少し開ける:ベストとシャツの襟元がのぞき、レイヤードの奥行きが出て「こなれ感」が出る表情

コートを脱ぐ:ベスト×シャツの重ね着そのものが主役になり、素材やディテールの作り込みが前面に出る表情

同じ4アイテムでも、コートの開閉ひとつで「アウター主体」から「レイヤード主体」まで印象を切り替えられるのが、このセットアップの一番のお気に入りポイントです。

まとめ

少し遅いレポートとなりましたが、いかがでしたでしょうか。

撮影したのはクリスマスツリーが似合う季節だったので、このコーディネートだと少し暑いと感じる方もいるかもしれません。しかし、ファッションは楽しんだ者勝ちですよね。

今回は久しぶりのコーディネート紹介となりましたが、また定期的に投稿していきたいと思います。

このセットは、コート1着で3通りの表情が作れる汎用性の高さと、ベクシンスキーというアート性の強いモチーフを「柄で主張しすぎない」形に落とし込んでいるバランスが気に入っています。ヨウジヤマモトのアートコラボ系アイテムに興味がある方や、1着で着回しの幅を出したい方の参考になれば嬉しいです。

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